21 ケープ・オブ・グッド・ホープ



灯台のあるルック・アウト・ポイントへ
ケーブルカーで登る。


ここでケーブルカーに乗ると思っていなかったのは
勉強不足。


ケーブルカーを使わずに


徒歩で登れば20分程らしい。


ケープ・ポイントのルック・アウト・ポイントから見たケープ・オブ・グッド・ホープ(喜望峰)


これがアフリカの最西南端。


岬の手前はエメラルドグリーン。

 昨年の夏だったろうか浅田次郎の「カッシーノ!」を読んでいた。その中で大西洋のコバルトブルーとインド洋のエメラルドグリーが2色に分かれる。というようなことが書かれていた。そうか、この光景を見てみたかったのが、今回、南アフリカへ行きたいと思ったきっかけだったことを、ここへ来て思い出した。つい、思わず、「大西洋とインド洋の色が違う」とつぶやいてしまうと、Eさんから大西洋とインド洋の境はアフリカ最南端のアグラス岬だと指摘されてしまう。感慨にふけっているところを南アフリカ公認ガイドは容赦が無い。しかし、言われてみればそれもそうだ。色の違いは海底の地形の違いなのかも知れない。
 帰国後、本を読み返してみると、北から南へ流れる大西洋の海流と、南から北へ流れるインド洋からの海流がこの辺りでぶつかり、その海温差が色の違いとなるらしいと書かれていた。季節による海流の変化もあるだろうから、いつでもエメラルドグリーンに見える海を見ると真偽は判らないが、2つの海流によって色が違うと考えた方が、よりここへ来たことを実感できそうだ。


頂上は1860年に建てられた旧灯台。
霧で見えないこともあり1919年に現灯台が建てられた。


古い写真を見るとTOKYOの文字もあったようだが・・・、
北京まで12933Km。


ケープポイントの先端に現灯台が建つ。


東はハングクリップ岬。


ここはケープ半島の先端。


遠くテーブルマウンテンまで連なる。


黒い小鳥




黄色い花


早いもので13時を過ぎ、遅い昼食。
テーブルの後、屋内からは日本語も聞こえてきた。
ルック・アウト・ポイントでも日本人を見かけた。


ウェイターのお勧めで
伊勢エビのようなクレイフィッシュ。
ビールはまたキャッスル。


食後は喜望峰へ。


先端が喜望峰。


これが喜望峰。
今から思うと、何で登らなかったのだろう。


定番の撮影場所。空くのを待って記念撮影。


波が荒い。


喜望峰を離れ、前方を歩く影。


ふてぶてしく歩くバブーン(ヒヒ)。


ケープポイントもヒヒが多いと聞いたが、
ここで、やっと対面。


その先には野生のダチョウ。


羽が黒いのがオス。


時速80キロで走ると言うこの足。
ダチョウの脚力は強い。




こちらはメス。




海を見て、何を思うのだろうか。


釣り人が多い。


ここも海が荒れてる。


サイクリングでケープ半島を周る人も多い。


帰りは半島の東側を行く。


また、ヒヒが。
あくびをしたヒヒの牙は鋭く長かった。


ヒヒの親子

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