12 ウィーンの夜(本当の理由?)


 17時過ぎ頃に駅前でホットドッグを買いホテルに戻る。遅い昼寝でもしてしまったんだろうと思う(空白の3時間、既に覚えてない)。


トラムの次は地下鉄
Uバーン(地下鉄)の西駅


U3で中心部へ




シュテファンプラッツで下車
ドイツ語圏の地下鉄乗り場の改札(というべきか)は
こんな感じです。


シュテファン聖堂


とりあえず、来る度は写真に撮ってみるも、
全景が撮れる良い撮影場所が無い。




グラーベン


今までに来た中では一番派手なイルミネーション。


ケルントナー通り


ローテントゥルム通りは赤い球




この辺りは、深夜に行方不明になることが多いから、
バミューダ・トライアングルと呼ばれる。


ウィーン最古のルプレヒト教会


ホーエマルクト
2005年の夏はこの周辺で道に迷い、
ここから抜け出せなくなったなぁ。


家路に着くのかフィアカー(馬車)が行く。


アンカー時計


赤い球のローテントゥルム通りに戻る。


このビールはGipfer(ジッファー)だったかな?


グラーシュ。体が暖まる。


川マスのムニエル。
ウィーンナー・シュニッツエルばかりになってしまうので、
今夜は意識して魚に。


シュテファン・プラッツ 22時


ケルントナー通りをちょっと行き、




路地を曲がると、フランツィスカーナー教会。


そして、来た所はここ。
うーん、店名は同じだが、住所が変わったのか、
入口が変わったのか、様子がちょっと違う。
店内の様子も、また変わっていた。


ローラン・ペリエの3リットル、6リットル、9リットルボトル。
3リットルは1400ユーロ。


カウンターで8.5ユーロのオッタクリンガー

 以前は空港にもナイトクラブの広告が出てる程、ウィーンは(意識しない限りは気付きませんが)ナイトクラブが目立つ街だった。この界隈にも数件あった筈が数を減らしてる。この店に来ると、いつも迎えてくれたウェイトレスのMも、あれから3年も過ぎれば居る方が軌跡だろう。
 何年前かにオペラ座近くにあった店に踏み入れて以来、この手の店に行くようになった。超長距離恋愛も途絶え、連絡が取れなくなってしまった時は憂さ晴らしというか、しばらく来ることはないだろうと、夜通しで飲んでしまったことがあった。出費は大きかったものの、その夜が楽しかったものだから、しばらくどころか、また、ウィーンへ来ては立ち寄ってる。昼はトラムに乗り、夜はナイトクラブに通う。いや、昼のトラムなど方便で、こちら目的でウィーンに来ていたのが正解かもしれない。何度か通ってると、ウェイターに顔を覚えられ、何人かのダンサーとも顔見知りとなってしまう。中には、以前は日本で働いていたという娘が居たりで、思わぬ所で日本語で話したり、或いは通訳をお願いしたりすることもあった。逆に、ここで知り合ってから日本に働きに来てしまい、会うことになった娘も居た。ウィーンでは英語、ドイツ語で必死にした会話が、日本では日本語での会話。しかし、以前から日本語で話してたような不思議な気分を感じてみたりしたこともあった。その頃から居たのがウェイトレスのMだった。オペラ座近くの店も2回ほど名前を変え、店も無くなり、以前は系列店だった、この店に来ると昔から知ってる店のようにMが居ることが、また和ませてくれた。
 しかし、ナイトクラブはお金がかかる。ステージで踊るダンサーのストリップを見ながら、気に入ったダンサーが居れば隣につけて、シャンパンで乾杯する。話が弾んだ頃、1本2万円位したと思うシャンパンが無くなり、また1本と頼んでしまえば、5万円なんてすぐ無くなってしまう。最低でもシャンパン1本の出費を覚悟しなければ、ナイトクラブでは楽しむことはできない。

 さて、この日はカウンターでビールを飲みながら、ステージのストリップを眺める。何人かは8頭身を上回る9頭身ではないかというスタイル抜群の娘が居たりする。暇そうに飲んでると何人かのダンサーが声を掛けてくるのはバンコクと同じ。1人目、ちょっと好みでない。2人目、顔がルーシー・リュウ。アジア系かと思って国を聞くと、それでもルーマニアだと言う。よっぽど、魅力的ならアジア系でも良いんだが、ちょっと、イメージが違いすぎた。それでも、後で踊ってるのを見たら、この時には気付かなかったがスタイルの良さには驚いた。一番良いなと思った9頭身美人の娘が後の空いてる席に腰掛けていたが、隣に腰掛ける友達の所に来たのだろうと、こちらも積極的にはアプローチはしなかった。以前のように羽目を外そうという気が失せている。ビールを飲んだら帰ろうかと思い始めてもいた。その時、Bという娘が声を掛けてくる。3番目くらいに綺麗な娘だったので、少し話をする。1本2万円と思っていたシャンパンは315ユーロもする。以前なら一晩くらいならと思ったものの、今では財布の紐も固くなった。一番安いシャンパンは、ANAのプレミアムクラスで出てくるサイズ。このサイズで90ユーロ程取られるのは、315ユーロ払うより無駄だと思ってしまう。そんな算段をしてると、カウンター内のウェイトレスが安いスパークリングワインでも良いのよと。経験上、スパークリングワインで良いといった娘は一人しかいなく、まずいと理由を付けてはシャンパンを頼まされていたことが多かったので、スパークリングワインを頼むことは考えていなかったが、この提案に素直に乗る。長居はしないとゼクトの一番小さいのを注文する。それでも42ユーロもする。ゼクトに口を付けてみると、確かに(シャンパンよりは)まずい。もう一杯、自分用のビールを頼み、Bと飲みながら楽しんでると、後に腰掛けていた9頭身美人がステージで踊り始めた。何かが違う。今までのようなスマイルが感じられず、明らかにこちらを睨みつけては、フンとそっぽを向く。怒ってる。彼女は誰よりもこちらからのアプローチを待っていたのだ。(本人に確認してないのでわかりませんが・・・)


気付くと0時を過ぎていた。
ウィーンは比較的治安が良い。
(日本程、治安はよくありませんので、
鵜呑みにしないように)


1時近くまで地下鉄は走ってるが、
タクシーで帰ったことは数え切れず。


正月1日のせいか、空いている。
普段はこの時間でも、もう少し人が乗っている。


西駅に到着。

 0時頃を過ぎるとホテルの入口に鍵がかかる。明け方、5時に開けてもらったこともあるので、あまり気にしていないが、ドアが開くまで外で待つのはつらいなぁと考えながらホテルの前に行く。予想を反してドアが開いていた。いつも深夜にドアを開けてくれる従業員の顔をフロントに見つけ、懐かしく思う。

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