10 ウィーンへ行く理由T


 また、ウィーンか。何で、そんなにウィーンに行くのだろう。と思われるだろうが、好きな街だから仕方がない。それにしては行き過ぎだろう。そう、自分でも行き過ぎだと思っている。初めて、ウィーンに来て以来、居心地の良さに浸ってしまい、いつの頃からか目的も無くても安らげる場所として、ヨーロッパに来る時は立ち寄るようになっていた。そんな、ウィーンで恋をしてしまった。2001年の頃である。しかし、所詮は超長距離恋愛。始めはアップグレード券を使っての往復ビジネスで、マイルも溜まると楽しんでいたものの、精々、3ヶ月に一度程度の往復が長続きする訳が無い。ある時を境に連絡が取れなくなってしまった。より慣れ親しんでしまったウィーン。ちょうど、その頃から、変な目的ができてしまった。ヨーロッパへ行く時は休息日と称してはウィーンに立ち寄り、その目的を少しずつ果たしていた。
 今まで載せたウィーンの旅行記は、それがあまりにも書く内容でもないと割愛しているが、載せた写真から、その片鱗はうかがえるだろうと思う。今回、あることを達成してしまったという話です。


西駅行きのバスが目の前を発車する。
次のバスは20分後。


いつの間にかバスもモデルチェンジ。




バスを待ってる間に買ったサンドイッチを
車内で食べる。


南駅に到着。
数年後には改築され、ウィーン中央駅となる。


この教会が見えると、西駅はもうすぐ。


駅舎の工事か、駅前広場も閉鎖され、
駅のはずれにバス乗り場が移動されていた。


赤いオーストリア国鉄の客車も、
このようなカラーになっていた。


振子式のICE-Tが乗り入れてるとは思わなかった。


所属はドイツ鉄道でなく、オーストリア国鉄。


懐かしい光景。


しかし、トラムは新型が目立つ。


ホテル・フュルステンホフ


ウィーンの常宿です。


元々は西駅に列車で着いて転がり込んだホテルですが、
値段も安く、部屋も悪くないので、
予約が取れなかった時を除いて、ここに泊まる。


隣の教会
時間によっては鐘の音が響く。


階段部に設置されてるエレベータ


エレベータは二人乗ると満員


目的とは


これに乗ることなのです。


西駅から5系統に乗る。


フランツ・ヨーゼフ駅


フンデルトバッサーの清掃工場


ここで5系統を降り、


新型に少しガッカリしながらも31系統に乗る。


そして、リングに出てショッテンリングに着く。

 2001年頃より、トラムに乗った区間を記録してたのですが、31系統の今回の乗車区間で、ウィーンのトラムの全線完乗です(2001年以降の廃止区間を含む)。空いた時間を利用し、暇つぶしに始めてみたのですが、実際、来る度にどの区間が乗っていないのかが判らなくなり、思ったように区間が延びなかったこともありましたが、2005年夏に一通りの終点に行ったこともあり、完乗したかなと思ってましたが、あらためて調べ直すと起点側の中心部に乗ってない区間があったのです。しかし、どうでも良い話ですね。


ショッテンリングに到着し、一応完乗。


ショッテンリングから31系統で折り返し。


31系統を降り、


次の駅が終点となる33系統に乗り換える。




以前は、この先ドナウ川を越えて走っていた33系統も、
系統短縮されフリードリッヒ・エンゲルスプラッツで折返し。

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