25 ヨーロッパ最南端の駅から

 ここがヨーロッパ最南端の駅と知ったのは、つい最近のこと。ギリシャの方が南と思っていたが、地図を見てみると、ここがギリシャより南であり、アフリカのチュニス、アルジェはここより北であることも知った。マラガからチューリヒへのフライトは昼過ぎ、バスより時間はかかるが間に合いそうなので、鉄道でマラガへ戻ることにした。


途中BOBADILLAという駅で乗り換える。
上はBOBADILLAまでの乗車券。
下はBOBADILLAからマラガまでのタルゴ乗車券。


ついでに、RTWの航空券
15フライト中5フライトの搭乗だが、
乗る度に薄くなってゆく。


朝7時にアルヘシラスを発つ。
駅のBarが開いてるかと少し期待してみたが、
開いてなかった。
まだまだ、夜は明けてない。




前日も、大した食料が買えず、
非常食として持ち歩いていた
スーパーシートプレミアムの茶菓子


ところが腹持ちしない豆菓子ばかり(白胡麻大豆、アーモンドハニー、黒胡椒ビーンズ、塩豆)、
一つだけ残ってたおかきが嬉しかった。


発車15分後も外は真っ暗だったが、
その20分後には外が眺められるようになった。




かなりの距離を渓谷沿いに走る。




途中停車駅の造りは、ほとんど似た感じ




岩山と、たまに牧草地が広がる。






ロンダ。ここも行ってみたい街の一つ。
乗客の大半が乗降した。


ロンダは橋が有名だが、発車してしばらくすると、
このような橋が見えた。




オリーブの木も目立つ。




10時前に、BOBADILLA到着。
列車はグラナダへ向かう。


タイルの模様が目立つ駅舎内


駅舎。駅前は2、3軒のBarがあるのみ


駅のBarで、やっと朝食


生ハムとチーズのサンドイッチとコーヒー
生ハムが旨い。


10:31発マラガ行のタルゴ。
マドリッドを7:10に出た。


8分遅れで到着


乗ってもらったのが、
AVE(スペインの高速列車)のマーク入りイヤホン
(車内モニタ観賞用)


ツーリスタ(2等)の車内
プリファレンテ(1等)で予約したつもりだったが、
うまく伝わらず、チケットは2等だった。
車内は空いてるし、乗車時間も短いので、これで十分。


チケットの席は隣の車両だったが、
乗車した車両が空いていたので、
ここに落ち着く。




これも途中で配られたAVEのマーク入りグミ


マラガが近づくと、工事中のAVEの専用軌道と並ぶ。


マラガには遅れなく、定刻の11:27着。


タルゴ200


マドリッド→コルドバは標準軌の新線を200キロで走り、
コルドバからは軌間を広げ、広軌の在来線に乗り入れる。


タルゴにはパリ→バルセロナ(寝台)、
バルセロナ→アビニョン(座席)、
バルセロナ→ミラノ(寝台)間で乗車済み。
すべて、軌間変換は体験済み。


BOBADILLAとバルセロナの間を乗れば、
ヨーロッパ最南端のアルヘシラスと、
最北端のナルビクの間を乗ったことになるが、
今のところは、予定が無い。

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