19 ジブラルタル |
明るいうちに、アルヘシラスから英国領ジブラルタルへ行きたかったが仕方ない。15:15のバスでアルヘシラスへ向かう。ジブラルタルへ行けるのは今日しかないので、暗くなってでも行くつもりだ。 | |
バスのチケットを購入し、 バスターミナルのBarに入り昼食。 |
ビールを飲んでると、チノ?と中国系の人に 話しかけられる。良く中国系に間違えられる。 そういえばプーケットも連休前の為か、 日本人は少なく、言葉から韓国人が目立った。 バンコク以来、A氏、B氏を除いて、 日本人には珍しく会っていない。 (チューリヒ空港で見たかも知れないが?) |
豚肉。硬い。 |
待ってる客が少なかったので空いてるかと思ったら、 グラナダ発で結構混んでいた。 |
海沿いでは無く、山の中腹にある高速を走る。 時折、海が見える。高速沿いはリゾート施設が目立った。 |
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途中のマルベーリャで空いた後ろの席に移る。 前の席のガキが、振り向いてはツバを飛ばす。 被害は一度で済んだが、 マルベーリャから乗った客も、耐えかねて席を移った。 |
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ヘラクレスの柱、ジブラルタルが見えてきた。 |
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マラガから2時間。アルヘシラスに到着。 |
予約していたホテルアルマール |
鍵を開けるとホテルの部屋は真っ暗。電気の点け方が判らない。廊下の灯りを頼りに中へ入る。少し離れた所にカードキーをセットするメインスイッチをやっと見つけ、電気を点ける。数日間は換気をしてないのではと思ってしまう程、空気が澱んでる気がする。窓の外はシャッターが降りてるが、開け方がわからない。しばらくして、室内にシャッターを開けるベルトがあることに気付き、やっと窓を開ける。部屋代は安かったが、アルヘシラスのホテルでは良いホテルを選んだつもりだった。しかし、何が悲しくて、40男がこんなホテルに泊るのか。しかも2泊も。アルヘシラスに来なければ良かったと思うほど、この時の気分は滅入ってしまった。部屋のテレビのリモコンはフロントで借りる必要があったが、寝る以外は部屋に居なかったこともあり、必要とはしなかった。そんなホテルであったが、フロントのお姉さんの笑顔、愛想の良さには救われた気分だった。 | |
窓の外は、港越しに、 |
ジブラルタルが望める。 |
アルヘシラス駅 ヨーロッパ最南端駅 |
ヨーロッパ最北端駅(ロシア除く)ノルェーのナルビク、 ヨーロッパ大陸最西端駅(島を含めるとアイルランドが西)とは知らずに訪れていたポルトガルのカスカイスと、 二箇所は既に行っている。 |
ここは( )の付かない本当に最南端。 |
18:30のバスで、ジブラルタルとの国境のラ・リネアへ。 |
アルヘシラスを出た時はガラガラの車内も、ラ・リネアに向けて人が増えてゆく。ショッピングセンターがあったりとアルヘシラス中心部より、郊外の方が開けてる印象だった。 |
ラ・リネアまでは40分程、途中で日が暮れた。 アルヘシラスで食べるところを見つけられなかったが、 ここには中華もあるようなので、ひとまず安心した。 |
スペイン側のイミグレはノーチェック |
ジブラルタル側のイミグレもパスポートを見るだけ |
スタンプも無く、ジブラルタル入り。 頼めばスタンプを押してくれるらしいが、 無しで運用されてるなら、特に欲しいと思わない性質。 |
バスは英国流に二階建て |
国境と中心部の間には、滑走路がある。 ちょうど、発着のタイミングに遭遇。 |
白いライトは着陸機? 着陸後、ターミナルへのタキシングが 終わるまで、閉鎖される。 |
やっと開通。この間、約5分。 |
歩いて滑走路を横断 |
車道の向こうへ滑走路が続く |
左の写真の逆側 |
滑走路開通待ちの車の列も一段落。 結構、寂しい雰囲気。 |
この城門をくぐると、 |
広場に出る。 |
今日はハロウィン。 |
そこそこ、人が出ていた。 |
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この通りの先も気になったが、ここで折り返す。 |
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パブに入り、ハイネケンを頼むと瓶ビールが出てきた。 それではないと思いつつ、1本飲む。 |
英国流に、フィッシュアンドチップス |
2杯目は瓶でなく生ビール。飲みたかったのはこれ。 通貨はジブラルタルポンド。 ユーロしか持ってないので、カード払い。 |
歩いてスペインへ戻る。 明るい時間に来て、山の上にも登りたかった。 |
発着が終わったのか、滑走路の標識灯は消えていた。 |
空港の管制塔 |
道路に面した空港ターミナルは小さい。 |
ここを抜けると、ラ・リネア |
ラ・リネアのバスターミナル |
21:15のアルヘシラス行。17分程遅れて到着。 |
車内の照明はブルー。 乗車時のマナーの悪いオジサンと若い女性が口論。 女性に味方する乗客多数対オジサンの争いとなる。 その間、寝てしまうが、起きてもまだ続いてる。 女性が降り、オジサンも降り、 やっと静かになったと思ったら、 アルヘシラスのバスターミナルに到着した。 |
ジブラルタル。スペイン継承戦争後の1713年以来の英国領。閉鎖されていた国境も、今は行き来が可能となった。ジブラルタルの主権を主張するスペインと共同主権も検討されたが、2002年の住民投票で反対されたとの事なので、EU統合となった今もこの状態が続く。ジブラルタルの空港は、ロンドンとの定期便と軍用機のみが使用される。ジブラルタルへ行こうと思った9月中旬頃に、スペイン国内線の乗り入れが可能となったニュースを耳にした。早ければ11月からとの事だったが、12月16日よりイベリア航空がマドリッド-ジブラルタル間を就航する。また行くかはわからないが、次回はマドリッドから航空機で降りてみたい。 明日は、アフリカ大陸上陸予定。ホテルに戻り、シャワーを浴び、ベッドに横になる。タイは翌朝の5時。プーケット以来、45時間ぶりにベッドで横になった。ここまで元気なのも、スカイスイートで横になったのが大きかったと思う。 |
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