3 パリの夜 |
パリの宿泊はサンジェルマン辺りの三ツ星ホテルで充分だと思ってる。しかし、年末のせいか、部屋代が信じられないくらいに高く、予約そのものが厳しい。この辺りを諦めれば手頃で設備の整ってそうなホテルもそこそこ空いていた。しかし、出発の1週間前頃になると、多少の動きがあるのか、1泊250ユーロで数件のホテルに空室が見つかる。部屋代に納得は行かないものの、諦めて予約しようかと思ってる矢先に170ユーロの部屋が見つかった。それでも安くは無いものの、飛びついてしまった。 |
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RERの車内 中心部まで30分程度と思っていたが、 この列車は駅が多く40分以上かかった。 途中駅での乗車が多く、東京のラッシュ並に混んだ。 |
シャトレ・レアールで4号線に乗り換え。 |
オデオンに到着。 |
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駅の出口を出るとダントン像 |
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サンジェルマン通りを渡り、 |
今日からの宿泊は ベストウエスタン・グランドホテル・ドゥ・ルニベール |
せ、狭い。 |
この柱状のスペースの裏にエレベータがあり、 その分、部屋が狭くなる。 後の扉はウォークイン・クローゼット。 部屋に比べクローゼットは広い。 |
水周りに不満は無さそう。 |
寝るだけと割切ってるので、まあ、良いんですが、 170ユーロは割りに合わない。 |
ホテルの前からレストランも多く、 |
食べる所には困らない。 |
気付くと、サンミッシェルまで来てしまう。 |
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一軒、一軒、メニューを見比べ、 |
今夜はこのカフェに入ってしまう。 |
白ワイン(シャブリ) |
まずは牡蠣。 メニューは6個と書かれていたが、なぜか7個。 |
鴨のロースト |
これは赤ワイン(ムートン・カデ)。 |
食事に満足し、夜遊びにピガールへ行って見る。 |
SEXショップが多い。 |
せっかく来たからと、ムーランルージュ。 |
地下鉄一駅歩いてしまった。 最初から、ここで降りれば良かった。 |
さて、ピガールに戻り、 |
バーと言うか、パブと言うか、に入る。 |
一軒目、カウンタに座ると、それまで化粧をしていた自称パリ出身のLが隣に座る。顔は大柄な娘でこんな美人ているわなと顔は悪くない。しかし、体型はかなり強烈に太ってる。更に腹が胸と同じぐらいに出ている。200ユーロでシャンパン(ボトル)を頼んで奥で飲めるということは知ってるが、もちろん断って、シャンパン1杯(25ユーロ)で乾杯する。なかなか面白い娘だったが、初日なので長居は無用と店を出る。 そのまま帰るつもりだったが、隣の店の中を覗いてしまった。ガラス越しに中から覗く女性の瞳にフラフラと扉を開けてしまった。ここではシャンパンは断り、ビール(10ユーロ)を注文する。Pはシャンパンは頼まなかったが、ノンアルコールと思われるレディスドリンクは高く20ユーロだった。Pはイタリアとモロッコのハーフだと言う。ドレス姿の腕は寒そうだったので、マフラーを貸すとショール代わりに体に巻く。何を話したか覚えてないが時間も22時を回る。既に朝起きてから24時間が過ぎていた。限界に近づいてきたので、名残惜しくもあったがPには気に入られ、店を後にした。 しかし、バンコクのように飲もうと思うと、いくらお金があっても足りない。 |
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写真は2件目。 衣装売りの男が来て、Pが衣装を合わせる。 |
2号線に乗り、 |
高架の2号線からバルベス・ロシュワールで 地下を走る4号線に乗り換える。 |
サンミッシェルで降り、 セーヌ川に架かるサンミッシェル橋から ノートルダム寺院を見る。 |
セーヌ川をちょっと歩き、 |
ワインバー「レクリューズ」に入る。 普段は、もっと混んでると思うのだが。 |
赤ワインはサン・ジュリアンだったろうか。 2杯は飲むつもりだったが強烈な眠気に襲われた。 |
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まだまだ、カフェには客も居るが、 |
店じまいも始める0時過ぎ。 大晦日を迎えた。 |
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