1 パリ行きNH205T


 年末年始はヨーロッパへ向かう。少し長めの休みとなると1泊、2泊では行きづらいので(現地1泊、2泊で行ったこともあるが・・・)、寒かろうと昼が短かろうとあまり気にはしないで、まずはヨーロッパと考えてしまう。しかし、以前なら早割りのPEXでアップグレードし気楽にヨーロッパへ向かっていたものの、いつの頃からかアップグレードが難しくなり、早割りのPEXからのアップグレードも制限され気楽に行く事はできなくなった。それでも格安ビジネスを買うよりはエコ割で行く方が安いかと、予約開始日に出遅れたものの1月末頃に特典の空席を調べてみると、パリ行きとフランクフルト発のビジネスに空席があるので、PEXで予約しアップグレードまで確定してしまう。予約はそのままで夏頃の料金発表まで待つことになる。
 夏に料金が発表となり、料金は例年並みだったが予約時には気にしてなかった燃油サーチャージが重く、20万円台の出費の予定が30万円台になってしまった。ちょうど、発券と前後し夏のシンガポールからの発券と重なってしまったので、いっその事、バンコク、シンガポールから東京経由ヨーロッパで発券しようかと思うものの、エコノミーではアップグレードは取り消されてしまうし、再びアップグレード待ちやインボラを狙って乗る気などサラサラ無いし、ビジネスでは更に高くなってしまうので上手く行かず、結局、高いと思うものの、今回は往復アップグレードも確定してるのでエコ割プレミアにする必要もないと、エコ割スタンダードで発券した。これも発券後にマイル換算率を考えるとエコ割プレミアが得だったかとも思う。
 いつもはフランクフルトで押さえ、それから行き先をゆっくりと決めるが、今回はフランクフルト行きが取れず、パリ行きが取れたので、まずは6年10ヶ月ぶりのパリです。


12月30日 例年も出国のピークをはずれてるが、
今年は尚更、出国客が少なく感じる。


久しぶりにオーストリア航空にも乗る。

 成田空港へ向かう途中で携帯電話を忘れたことに気付く。実は、出発も間近に控えた12月中旬。年末年始は自宅待機できないかとの相談。元々、年末年始の予約など休みが確定してから予約してたら遅すぎるので、出勤となれば旅行中止の覚悟で予約を取る。今回は電話対応で事足りる状況であったので、携帯で連絡ができることを条件に旅行の許可を貰った。それなのに忘れてしまうとは。海外から定期的に連絡を入れるにしても電話機が無いと電話番号さえ判らない。さぁ、困った。旅行どころでなくなったと、とりあえず携帯電話会社のカウンタを見つけ相談すると、SIMカードを再発行しレンタル機にセットするだけで使用できるという。これは便利と安心しヨーロッパへ向かうこととなる。


ついつい、気になってしまうA380。






搭乗口は第4サテライトでも、
向かうラウンジは第5サテライト側。


2009年早々に再び乗る予定。


ラウンジの食事がイマイチと思っても、
そばをすする。


いつも、成田に着く頃は喉がカラカラになっている。


スープも少し。




控え側の半券に搭乗区間の記載も無くなった。


ついつい気になるこのオーストリアのB777
機会があればビジネスには乗りたいと思うが、
エコノミーは横10席の詰込み。


NH205 パリ行 B747-400


レジ番号はJA8962
2004年頃に良く乗った元ポケモン・ジェット


2年前は747のファーストは乗り納めと思ったが、
今回が本当に乗り納めとなるかも。


搭乗時に客が見えなかったファーストは3人との事。


1階24〜25列は半分も乗らない。


1階16〜19列は半数ほど


アッパーはちょうど半数の11人。
隣同士で座る客も居るので、より空いてる気がする。


離陸後に緑茶と共に配られるシャンパン


北上川と思ったが二戸(馬淵川)から太平洋を望む。
新潟から日本海へ抜けるものと思ったが・・・、


奥入瀬川が流れる、おいらせ町。
機は札幌方向へ向かう。
偏西風を避け、より北を飛ぶのだろうか。


小川原湖
飛んでる時には気付かなかったが、
右端に三沢空港の滑走路が写る。


シャンパンは
ジョルジュ・ガルデ・キュヴェ・サン・フラヴィ NV。
開栓後の最初の1杯目は気分が良い。




天塩川(宗谷本線の幌延〜雄信内の辺り)
樺太の上を行かないかと楽しみにしたが、
稚内を目前に日本海に出る。


離陸から1時間後、機内食が始まる。
久しぶりに和食にしてみる。


日本酒は久米桜。
昨晩も旅支度そっちのけで、
早く帰る筈が日本酒だけを3時間程飲み続けていた。
今日はこの1杯のみ。


ずわい蟹の蟹味噌風味
ふぐ煮凍り、大山地鶏炭焼き、
鰻黄身寿司、豆腐蒲鉾の前菜。


蒸しうにと白子豆腐の野菜餡かけ


才巻き海老とふぐの叩き 白ポン酢風味


主菜とご飯、味噌汁に香の物が続く。


主菜は鮟鱇と鮟肝の煮付けと野菜の炊き合わせ。


結局は日本海の悪天候でも避けたのだろうか。
後は、いつもどおりの経路。


デザートの手毬みかんパフェ。


チーズとフルーツ。
日本酒を1杯飲んだものの、
シャンパンを飲み続けていた。


空いてるせいかプラチナの私でも、
手厚く、真っ先にサービスしてくれる。
機内ではダイヤと差も無く、
それなりに優遇してくれてると感じるので、
未だにプラチナで十分と思っている。


シベリアの大地がしばらく続く。


「BOTTLE SHOCK」を見て、
「最後の初恋」を見ながら寝てしまった。

 ANA近距離国際線の機内食がまた酷くなってる。監修が栗原はるみだという。栗原はるみがその程度なのか?ANAにコストダウンを押し付けられた栗原はるみが貧乏くじを引いたのか?ケチャップがかかったオムライスには絶句した。誰が望んだのか家庭の味。酒がまずそうに思えてくる。アテンダント出身の執行役員が誕生してから、サービスの改善どころか、機内サービスの変更には違和感を感じる。今回のパリ行き。長距離も酷いことになってるかと不安を感じたものの、以前と大きく変わらず、まずは一安心した。今年は栗原はるみの機内食を香港線で食べることになりそうで、今から気が重い。

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