1 NH209で行くフランクフルトT

 
 昨年の年末年始はビジネスクラスだった。ANAのファーストクラスも2004年以来遠ざかってしまっていたので、久しぶりに乗ってみたく早々と31日〜4日までフランクフルト往復の予約を入れた。フランクフルトの往復は早々と決まったものの、世界一周を11月まで引っ張ってしまったこともあり、どこへ行くかも決めずにいたら12月になってしまった。
 RTWで行けなかったイスタンブールでも行くかと思ってると、今年の年始は諸事情により8日まで休めることとなった。予約変更が可能なファーストクラスの特典航空券も、帰国便の予約が入らないことにはどうにもならない。ならば、2月以降に予定していたRTWのジャカルタ行きを1月4日以降にキャンセル待ちで予約をすれば1週間以内に4日成田発、7,8日福岡着の予約が取れてしまった。
 こうなると新たな悩みで、福岡→羽田間が34000円もする。フランクフルトからイスタンブール往復と殆ど同額となり、予算的にはきつくなる。そんなことで、また訪問先を考え直す。ローマは2万円。ナポリはもっと高い。ミュンヘン1600円、ウィーン1800円。いつものウィーンかと常宿に問い合わせてみると満室。結局はイスタンブールかナポリ以外は、今回はあまり行きたいと思わない。
 改めてルフトハンザの特典航空券を調べてみるとイスタンブール往復は帰りがミュンヘン経由となるが予約が取れる。31日深夜のイスタンブール行きで1日早朝2時着に乗ればイスタンブールで丸二日近くはゆっくりできるが慌しく、まだまだ決めかねられない。
 そんな感じで決まりきらないある日、成田出発も31日でなく、予約時からキャンセル待ちしていた30日が取れてしまう。31日正午過ぎにイスタンブール入りできれば滞在の短さは気にならない。この時点でイスタンブールへ行くことを決め、特典航空券の予約を12月22日に入れた。特典航空券の予約は取れたが、今度はホテルの確保が難しかった。しかし、これも大きな問題とはならなかった。今回の宿泊先を含め、殆どが12月20日過ぎに旅程が確定し、今回のイスタンブール行きとなった。

 出発前々日は、毎年恒例の仕事納めから始まり、銀座で明け方近くまで飲んで記憶を無くす日。前日は二日酔いというほどでもなかったが、やたら喉が渇き、お茶を飲みすぎてしまった。23時にやっと始めた旅行準備も出発当日2時に終え、寝ようとするが寝られない。朝5時頃にやっとウトウトすると直に朝7時。こんな感じで今回の旅行も始まった。

 成田で円をユーロに変えれば、1ユーロ=160.5円(手数料込み)。10月末も高いと思った156円より更に悪くなっている。1年前までの約140円。2002年のユーロ流通開始直後が115円程だったかと思うと、ヨーロッパも段々、行きづらくなってきた。


 南ウィングになって、門前払いされてるこのカウンターも、今日は堂々と使える。


 ここのカウンターには、
自動チェックイン機が併設されていない。


出国審査を抜けると、ちょうど51番ゲートにNH209になるB747-400が入ってきた。


機体はJA8095
あらためて調べるとRTW1週目の大阪→ニューヨーク、
RTW2週目のニューヨーク→東京でも搭乗。


オーストリア航空はウィーンフィルハーモニー


時間があるので、第4サテライトのANAラウンジ
(ファーストクラス)


ビールに、タケノコ巻、アスパラ巻


ここは10月に続いて二度目


 


 自動チェックイン機で各社共通とはいえ、
この搭乗券には毎回何とかならないかと思ってしまう。


第5サテライトへ移動。
NH209を1階から見上げる。


第5サテライトのANAラウンジ


今回は右側のファーストクラス側
こちらは初めて




いつもはビジネスクラス側から利用するヌードルバーも、
今日はファーストクラス側から。
しかし、大声で「すいません」と呼び出さないと
来てくれない。


今日はそば
蒲鉾からANAの文字が消えた。


また、ビールと、
チーズにカリフォルニア巻。




NH209 フランクフルト行 B747-400




離陸して利根川から南へ向かい、
太平洋上を北へ折り返し、しばらくして西へ進路をとる。
東京湾がよく見える。


三浦半島もよく見える。


以前の作務衣でなく、
レンタルのナイトウェアとカーディガン


5列目は空席


搭乗客は6名。5列目を除き席が埋まる。


日本海上空は、雲が凄い。


シグニチャーアミューズとシャンパンはKRUG






キャビア




白海老昆布押し、蟹味噌、ばい貝の前菜


蛤葛打ち


とらふぐ薄造り


日本海を渡り、極東シベリアが見えてくる。




蒸し物、小鉢に、主菜は黒むつ照り焼き


炊き立てご飯と味噌汁


どこまで行っても山と河が続くシベリア


ライムシャーベットとポートワイン


食後のコーヒー

 離陸して見た映画は、11月のシンガポール航空では、日本語が無くて見なかった「プラダを着た悪魔」。
その後、3時間程眠ります。

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