8 その後のパリ



ボン・ヌフに来てしまったので、


一度、ホテルの近くへ戻る。


ダリの象
途中で、タッシェンの専門店に寄ってみたりする。


まだ、16時前ですが、街頭、ネオンが点く。




氷漬けの牡蠣


美容室


ビュッシの市場


チキン屋


多少、買物をしてしまったので、
一度、ホテルに戻る。

 3年前のリスボン、2年前のイスタンブールと年末のヨーロッパはそのまま寝込んでしまうが、今回は寝込む前にと外へ行く。


マピヨンから10号線に乗る。


大晦日18時頃から年明けの午前はメトロが無料。


6号線に乗換え、ビル・アケムで降り、


夜のエッフェル塔を見に行く。


EU議長国記念の青いエッフェル塔を
見たいと思っていた。


登ろうとする人の行列は凱旋門どころでない。




イエナ橋から見たドゥビィー歩道橋


イエナ橋とエッフェル塔




やっと全景が入る場所に来た。




飽きずにシャッターを切る。


シャイヨー宮


また一段、高いところより。


シャイヨー宮からエッフェル塔を眺める人も多い。


無料となり機能しなくなった改札口


またセーヌを渡るとこの耀き。
もう少し居れば良かったと思う。


駅に着いた時、一時的に停電でもあったのか、
反対側の車両も含め、大半の電気が消え、
しばらく停まるが、何事もなく動き出す。


昼食を食べ過ぎたせいか、
まだまだ食欲は湧かない。


なぜか来てしまったのが、


ピガール


Pが居る店に行こうと思って店内を覗いて居たら、
デブのLと目が合い引きずりこまれてしまう。
残念ながら、Pの店はシャッターが降りていた。


ビールを飲みながらシャンパンを飲ます。
昨日も居たスレンダー美人を見ながら、
この店ではデブ専だと思われてるのだろうと考える。

 短時間だったが、その間、移民系と思われる男が入れ替わり、立ち替わり、何かを聞いては誰も入ってこない。

 タバコを吸うLは、ドレスの上にコートを着こんで外へタバコを吸いに行く。このような店でも店内で吸えないフランスの喫煙状況はかなり厳しいようだ。喫煙者天国と思ったフランスもかなり変わった。


また、サンジェルマンに戻る。


お店を求めてウロウロ。

 昼食が効きすぎて食欲が無い。それでも、何かを食べておこうと思った。まず、浮かぶものが麺。ホテル前の中華屋は焼麺はあっても湯麺が無い。スープが無いのは食べたくない。近くの和食にうどんがあったが、これは最後の手段にしようと店を探し回る。寿司のパックでも買って帰ろうかとも考えていた。




やっと見つけたワンタンメン。
残念ながら、口には合わなかった。
パリで一食を無駄にしたことで、屈辱感を味わう。





 ホテルに戻ってベッドに横になると、猛烈な眠気に襲われ寝入ってしまう。体がヨーロッパ時間に慣れてないので寝ずに居ると、夜がつらい。往きの機内でアテンダントから「カウントダウンに行くんですか」と聞かれたら、「たぶん、寝てる」と答えたが今回もそのとおりになりそうだ。アテンダントに「行ってみませんか」と誘ってみたものの、「寒い。治安が悪い」と遠回しに?断られたので、無理に行く必要もない。賑やかな事は嫌いではないが、人ごみは苦手なのだ。

 23時過ぎ、体が動かない。年が明ける15分前。意を決したように起きる。そう、夕方に覗いた酒屋でシャンパンが19ユーロぐらいから売っていたので、年明け用に買ってしまったのだ。買った時のイメージは23時頃から部屋で2〜3杯飲んで、残りはボトルごと持って、セーヌ河畔、勢いに乗ったらコンコルド広場までは行ってみようかと思ったものの、体が言うことを聞かない。ここで飲まないと、これを持って移動しなければならないと思うと、無理にでも起きざるを得なかった。


数種類安く売られていたが、これは23ユーロ。


一人で飲むのは侘しい。


これは部屋に置かれていたチョコレート

 海外での一人飯、一人酒場で飲むことに、それほど抵抗は無いものの。部屋で酒を飲むことは、高くつくものの外で酒を飲む楽しさに比べれば、味気なく、旅行気分も希薄になるので、好んではしない。実際、この時の一杯目も美味いというよりは侘しさしか感じなかった。しかし、3杯目くらいからだろうか、気分も良くなり、美味い、美味いと軽く一本を空けてしまった。
 スポーツ系のチャンネルを点けていたらカウントダウンもなく、時刻が0時を指しているので、他のチャンネルを変えると花火が上がる。パリかと思うとベルリンだったので、またチャンネルを変える。スペイン、イタリアは屋外からの中継が入るがフランスのチャンネルはどれも、スタジオばかりで、パリの様子は残念ながら判らない。シャンゼリゼで花火が上がるとは聞いたが様子は判らなかった。

 昨夜、着信が一件あった。国番号からするとタイからだった。自分宛の電話が本当にかかってくるのかと確信が持てずにいたが、タイからかかってくるなら、この携帯電話で間違いなく通じるのだろうと、この時思う。
 後日、ANAのサイトにプレミアムポイントが加算されてることを確認しようと繋ぐと、ログインせずに自分の名前が表示されたので、この時にやっと、連絡がある時は問題なくこの電話にかかってくるのだろうと確信することができた。しかし、電話をかけてきそうな相手はヨーロッパに居ることを知ってるせいか、こういう時にまったく連絡が無い。

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