ファランポーン駅

マレー半島を南下するならサッサと予約すれば良いものの、直前まで動こうとはしなかった。デモの情勢を見守っていたこともあるが、出発まで一週間を切ると十中八九はバンコク行きを決めていた。しかし、予定には振り回されたくない。3月のプーケット、バンコクが予約時の気分と実際に出かけた時の気分があまりにも違いすぎて、振り回された記憶しか残らなかった。もっと自分の旅は自由であるべきでなかったか。かつて、ヨーロッパを列車で旅をしてる頃のように、その日の気分で行き先を変えてみたりし、着いた先でホテルを探してみたりとか。いつしか、航空券とホテルの予約がきっちり取れてる旅行しかしていなくなっていたのではと。予約が取れないと快適な移動はままならないタイでは数日前の予約は欠かせないが、そんな、気ままな旅を再びしてみたいと思い、バンコクへ着くまでは最初の2泊を除いて予定を入れない、手配をするのは止めようと、今回の旅行では思った。 　運良く1日発のバターワース行きが取れればベスト。1泊になってしまうが2日発でも良し。両日ともダメなら、赤服支持者の多い北、東北はバンコクのデモが鎮圧でもされれば暴動になるかもしれないと、今回は考えない。南部だったらハジャイ。「渡航の是非を検討してください」ならデモ騒ぎのバンコクと同じこと。ハジャイがダメでも列車で行けるならトラン、ナコーン・シー・タマラート、スラータニ、ホアヒン。どこでも構わない。列車がダメならパタヤーにしましょうか。30日の午前にファランポーン駅へ予約に行った。既にバターワースまでの席は無いと言う情報は得ていたが、やっぱり無かった。ならば、何も無さそうなハジャイは1泊で充分。2日発のハジャイは思ったとおりに取れてしまう。ハジャイなら泊まるホテルを決めており、3月に訪ねたアクロス・トラベルにお願いしようと今回は決めていたこともあり、電話で手配をしバウチャーをFAXしてもらった。着いた先の宿探しは先週、木浦でやったので、今回は無理することもない。バンコクのホリデイインは1泊延泊2日チェックアウトをチェックイン時にお願いした。スーツケースはバンコクへ置いて行こうと思ったので、帰国前のバンコク一泊もホリデイインを予約した。ハジャイからの帰りの手配も、この日30日に済ませていた。あらら、綺麗に決まってしまった。これで気ままな旅と言うのだろうか？予定に振り回されてると思っていなければ、まあ、良いか。
13時を過ぎてチェックアウトし、 ファランポーン駅へ向かう。	駅のフードコートで麺の昼食。
	バターワース行きは5番線。
	1番後ろは一等10号車。
隣はバターワース行きの25分後に発車する スンガイコーロク行き。 ハジャイへは、これでも行ける。	一等車に続いて二等車。
ハジャイ止まりの二等9号車に乗る。	出入り口に書かれたメーカー表記は韓国製。
ハジャイ止まりの一等1両、二等3両に続き、	食堂車、
ハジャイ止まり二等が2両、	そしてバターワースまで向かう二等2両、 2両では予約が取りづらい訳だ。
	機関車の次の荷物車の編成。 車両番号を見る限り、列車予約時の2日前に見た バターワース行きと同じ車両。
35列車は1、2等寝台のみの スペシャル・エクスプレス・トレイン。 スペシャルが付く分、ちょっと高い。 と言っても40バーツですが。
隣のスンガイコーロク行き37列車。	元日本のブルートレインが止まってる。
	こちらは荷物車、ハジャイ止まり二等寝台2両に続き、
スンガイコーロクまで行く三等座席2両、二等座席1両、	食堂車、二等寝台3両、一等寝台1両の編成。
では、車内へ	発車35分前、まだ客は殆どいない。
プルマンタイプの寝台車。	この荷物置きは機内持ち込みサイズが限度。
ハジャイまで下段で945バーツ。	隣の一等車は個室。
ハジャイまでは二等下段より 上段で449バーツ、下段で649バーツ高い。	空いてるか確認しなかったが 今回は一等でも良かったかな。 ミネラルが備えられてる。
二等の洗面所	寝台作業員の待機場所
和式トイレはお尻シャワーだけでなく、シャワー付き。 着替えはどこに置くかは？	もう片側は洋式。 こちらはお尻シャワーのみ。

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