4 台鉄に乗って台南へ


 かなり以前から台湾を鉄道で一周してみたいと思っていた。台湾も新幹線ができると在来線で乗ることは難しくなると思っていたが、新幹線は台湾高鉄の経営で、従来からの台湾鉄路管理局(台鉄)とは別らしく、以前のように幹線を走る列車は残されていた。出発前日に新幹線で台南へ往復しようと思い始めると、台南まで4時間ほどで行けるし、今後も今までどおりに走リ続けるかも判らない。行けるうちにと片道は台鉄で行くことにした。


朝はゆっくりし、10時の列車で台南へ向かう。


自強号1013列車




指定の20番は通路側。


ガラガラと思ったら、ほぼ満席。




朝食も兼ねてる駅弁。
テーブルが無いので、膝の上で。


パーコー、煮卵、高菜、大根が入ってる。


台北から40分。桃園の次の中壢で隣が空くも、
中壢から乗る客で席がうまる。
出発1時間半後、後龍渓を渡る。


1時間40分後の苗栗で後の席が空く。


山線と言うだけあって、山間を縫って走る。


車窓の眺めは日本と変わらない。




12時前に大安渓を渡る。


そして、大甲渓を渡る。
通り過ぎる駅と地図から割り出し、
こうして車窓を楽しめるのも在来線の良い所。


豊原に到着すると、更に空く。


本来の席20番。
中壢から乗ったの隣の客は次の台中まで乗車。


建物が多くなり、台中が近いことがわかる。


少し前からタワーのようなものが見えてくる。


2時間15分程で台中に到着。
台鉄に初めて乗ったのはこの駅からだった。


台中駅を発車後も比較的大きな建物が続く。


台中駅から5分程で高鉄台中と交差する。


烏渓(大肚渓)を渡る。
海線の線路が合流。


海線を走る列車


彰化


小腹が空きだし、車内販売の弁当にぐらつき始める。
台南で腹一杯食るつもりなので我慢する。
しかし、ビールが無いのは予想外だった。


高鉄と何回交差したのだろうか。


日月潭へ向かう集集線が二水から分岐。


濁水渓を渡る。
台湾で一番長い河川。


彰化と嘉義の間が乗客が少なかったが、
それでも半分以上の座席はうまってる。


車窓は日本と変わらないが、


中華寺院と南国の樹木が


ここが台湾だと思い出させる。


そろそろ嘉義と思う頃、
阿里山へ向かう鉄道がすれ違う。


嘉義に到着。
発車は到着の2分前で、阿里山の鉄道は見られず。
時刻表で時間をチェックしなかったのが心残り。




台中からは平野を走り、


台中までと比べ良く飛ばす。


14時を過ぎ、


台南駅に定刻より2分早く到着。


この車両は元々、食堂車だったらしい。
半室は車内販売準備室に使われてるようだった。




自強号が高雄へ向け、発車する。


反対側にはキョ光号が停まる。

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