2 ノンカーイへ


 早朝、バンコクに着いて、当初はプーケットに飛んで寝不足の体を休ませようなどと考えていた。しかし、出発が近づくにつれ、朝、スワンナプームからプーケットに行く便は席が無くなり、当日の移動は夕方以降の便しかなくなってくる。今回の旅行は、ラオスかカンボジアにも行こうと思っていた。タイ航空のビエンチャンは割安感を感じなかったので、アンコールワットを見ようとバンコクエアウェイズのシェムリアップを考え始めるが、こちらもプーケットに後追いするように席が無くなってゆく。クラビー、サムイも難しくなってくる。ビエンチャンへ直接、飛ぶ気は無いが、空席に余裕があるウドンタニへ向かい、そこからノンカーイへ出てビエンチャンへ向かおうという代案は思いついていた。出発1週間前に、やっと休みの予定も確定し、他の路線と比較し予約も楽と思っていたウドンタニ便。しかし、予約しようと思うとビジネスクラスにしか空席が無くなってる。B737-400のビジネスクラスは年始に乗ってるので、移動時間を考えてもメリットはないと感じていたが・・・、仕方ないビジネスクラスで行こう。


スワンプーム空港からタクシーで向かう先は


ラートプラオのタイ国際航空のシティエアターミナル。
ここでチェックインして無料バスで空港へ向かえば
タクシー代も節約できると思っていたのだが・・・。

 チェックインはできるようだったが無料バスは出発2時間前以降の8時5分発でないと乗れないと言う。時間は朝6時。ここにもソファがあるが、2時間も居ることには耐えられそうもない。結局、タクシーでドンムアン空港へ向かうこととなる。その向かう直前に一斉にエアターミナル内の電気が消える。ソファに置いた荷物を手探りで取りに戻り、タイ航空の職員に伴われ、表通りでタクシーを捕まえ空港へ向かった。停電は別としてもエアターミナルとしての使い勝手は良くないらしい。


搭乗券は発行済だったので荷物のみ預ける。


ロイヤルシルクラウンジ


人の少ないこちらで2時間程眠る。
冷房が寒くあったが眠ることが勝っていた。


寝る前に軽く摘んだ。


搭乗時刻が近づいたのでゲートへ向かおうとすると、


ウドンタニへ向かう機が到着した。


搭乗はまだ始まりそうもないので、
こちらのラウンジに居る。



TG1002 ウドンタニ行 B737-400




ビジネスクラスも満席。
3列目は日本人の親子のようだった。


タイ航空ではアイスティーを飲む。


アユタヤ
ここに行ったのも既に11ヶ月前。


サンドイッチの機内食




ドリンクを受け取ったのはサンドイッチを1個半かじった後。


食後のコーヒー


コラート高原を行く。
低い山を越えたと思ったが、
高度が下がると立派な山だった。


徐々に高度を下げてゆく。


まもなく着陸。
斜め前にウドンタニ空港の滑走路が見える。


一応、B747の発着も可能なようだ。




ピサヌロークと同じくボーディングブリッジは1基。
国際線は無いようですが、
税関設備のある国際空港です。
でも、イミグレの施設は無かったような・・・。


カウンタでノンカーイまでのリムジンを手配する。


これがリムジンです。
真っ先に良さそうな席に座ったのですが、
良く良く考えれば、一番良いのは助手席でした。


中央分離帯のある国道2号を、延々と走る。
いつもは黄色い旗が目立つのだが、
今日は青が目立つ。


何か蛇の絵が描かれる青の旗。


国道2号から左折し少し細い道路に入る。
ノンカーイへ向かう線路を渡る。どこへ行くのだろうか。


着いた先は友好橋のイミグレーション。
ファラン4人がここで降りてラオスへ向かう。


友好橋からノンカーイ中心部に向かう。
それにしても、空港から良く牛を見ます。


タイ・ラオス・リバーサイドホテル
予約はしていないが、
部屋ぐらいは空いてるだろうとふんだが、
苦労することなく宿泊。


部屋は、一人で十分な広さ。


川沿いの部屋です。




ベランダから見るメコン川。
友好橋が見える。


空からは何度か見たメコン川。
こうして川面に立つのは初めて。


川の向こうはラオス。
滞在中に、たまにラオス側から音が聞こえる。


タイの土壌はラテライト(赤土)、
茶色く川が濁るのはいたしかたない。川の流れは早い。

 土曜の午前にノンカーイに立ち、関西発深夜便にありがたみを感じる。しかし、短期の日程では時間を有効に使う以上に疲れを残したまま帰国するのだろうと、この時に思う。

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