45 日本へ III



乗継カウンターで東京までチェックイン。


最後のフライトは印象は悪かったが


それでも気になる南アフリカ航空。


シルバークリスラウンジへ行き、


まずはシャワーを浴びる。


シンガポール行きが出たばかりでラウンジも空いていた。


ビールとアイスを食べ、


小腹が空いた頃、また食べる。


ファーストクラスの席はアサインできなかった。


ターミナルから離れ駐機する南アフリカ航空。


NH910 東京成田行 B777-300
南アフリカ航空のコードシェアでもある。


隣は大阪へ向かうB767。
あちらに乗ってれば、
香港-大阪-バンコク-ソウルのルートで
34000マイルに収めることができた。
これもリルート失敗の一つ。


世界一周後は東京ストップが頭にあり早まってしまった。
大阪経由で帰る分には問題ない。
東京経由で他都市にストップしたくないだけ。


東京に向け出発。


A380も香港に乗入れ始めた。




昨年にロンドンまで乗ったニュージーランド航空も
B747からB777に置き換わってる。




指定できなかったが、
こうして見ると2列目は空いてるようだ。
搭乗前に再確認すればよかったかも。


事前指定で指定できなかった3列目も殆ど空いていた。


ここは事前指定も一杯だった。


事前指定で、唯一ガラガラだった
Cコンパートメントにしたが、ここもそこそこ座る。


シャンパンはポメリー・ブリュット・ロワイヤル NV。
久しぶりに飲む緑茶。


赤ワインはシャトー・デュ・カルティヨン・
オー・メドック・クリュ・ブルジョワ 2006。
ガーデンサラダ、味噌汁が付く。


前菜はえびのレモン風味、ほたて貝のソテー、
はもの煮凍り、枝豆のしんじょう、彩り野菜のマリネ。
栗原はるみの弁当箱は思ったよりは大きく、
これならメインが酒に合わないと
栗原はるみのメニューを毛嫌いすることも無いかも。


牛肉となすのはさみ焼き、えだ豆ご飯。
リビングストンが洋食盛り合わせの感じだったので、
和風な味が良かった。




ラウンジに続いてハーゲンダッツ。


プレミア・エコノミーも、


エコノミーも満席ということは
多少のインボラがあったのだろうか。


赤ワインを飲みながら、
途中まで見ていた映画もそっちのけで、
撮影した写真を見ながら
アフリカの記憶を呼び覚ましていた。


久しぶりの緑茶が美味い。




窓の外は東京湾。
房総沖から富津、横浜辺りを見ている。


香港での離陸待ちが響き、20分遅れで到着。




充実した9日間だった。


リビングストンで付かなかった
プライオリティタグもこの通り。
以前のANAでは期待できなかった。

 帰宅後は只でさえ時差に弱く、明日から仕事だというのに、買ってきたCDを聞きながら夜更かししていた。しばらくは頭からアフリカが離れそうも無い。帰国後も2010年のワールドカップ決勝トーナメント頃の週末に、シンガポール航空の特典で空きがあると、つい予約しようかと思ってみたりもした。次はケニア、タンザニア、いやナミビアか、それともセネガルか。その前にエジプトも行かないとと思うがアフリカは遠い。次はいつになるのだろうか。

 元々、ヨーロッパが好きで、行けば行くほど好きになっていた。そのヨーロッパもヨーロッパ以外の犠牲で成り立ってることは理解してるつもりだったが、こうして、アフリカで数日を過ごすまで目をそらし続けてきたのかもしれない。黒人たちの音楽に魂を揺すられ、動物の生き様には何か忘れていたものを呼び覚まされたような気分になり、今回の旅が今までとは違う何かを感じ始め、何かを求め始めるきっかけになったような気がする。現在のアフリカの経済困窮、政情不安、治安悪化がヨーロッパの搾取の結果と思うと、パレスチナの混乱ぶり同様に、理不尽さが目に付き始めた。もう目を背けられなくなったのかもしれない。

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