23 帰国


 シンガポールからは6月に続きA380で帰る。3月にシンガポール発券をした時から、今回のタイ旅行の帰国はA380のビジネスクラスと決めていたのだが、いざ予約しようと思うと他社に比べ約10万円は高い。この値段ならタイ航空のファーストクラスと変わらないではないか。6月にA380に乗ってしまったので、今回は止めてもよいかという思いも強くなる。しかし、良い帰国方法も思いつかず、タイ航空のファーストもキャンセル待ちとなってしまう。そうなると予約も取れてるA380で帰るしかない。今回、A380に乗ってしまえば、A380に乗りたいと思う気も一段楽するだろうから。しかし、金が出てゆく時は出てゆくもので、航空券を購入してしまうと別件でほぼ同額程度の出費が発生してしまった。今回の帰国の出費に後悔が無いわけでもなかった。


バンコクの空港で買った土産をスーツケースに積めたり、
ターミナル3の外側も見たいと思い、
シンガポールに入国し荷物をピックアップ。
今回の旅行では珍しく荷物が真っ先に出てきた。


税関の外に出てターミナル3へ向かおうと荷物を見ると、
錠が無い。


良く見るとチャックが壊され錠がはずれ、
チャックそのものが機能していない。


スワンナプームでやられた。
荷物が早いのもこういうことだったのか。


バゲージクレームに戻り、被害を報告。
中に大した物が入っていないせいか、
紛失したものは無さそうだった。
ビニールを巻いてもらい移動。
後の手続きは成田に着いてからだそうです。


ターミナル3を見るどころでは無くなった。


ハープを奏でているが気は晴れない。


シルバークリスラウンジに到着。

 正直、悲しかった。チャンギで荷物が出てくる時間を考えると、スワンナプームで事件が起こったとしか思えない。こちらがいくらタイが好きでも悪意を持った者がいるわけだ。タイが楽しかった分、裏切られたような気分だった。


ビールを飲んでも、気は晴れない。
気分が良くなければ飲んでも仕方ないと、
ビールも途中で止めてしまう。

そばを食べても、他の料理を食べる気にもならなかった。


搭乗開始まで、まだ2時間以上もある。


しかし、何もする気になれず、口をぽかんと開けていた。


トイレに行ったついでにシャワーでも浴びてみる。


気分転換になったのか?
少しは気が楽になった気がする。


搭乗1時間前。
アルコールを欲しいとは思わなかったがチキンを齧る。


シャワーを浴びた後、パソコンで写真の整理をする。
楽しかった毎日を思い出し、気分は楽になった。
落ち込んでいても仕方ない。


帰国後、AMCにマイルが付かないと思ったら、
クリスフライヤーに付けられていた。
荷物の方に気をとられ、チェックが甘かった。


 搭乗ゲートへ向かう。セキュリティ前の人。


列がなかなか進まないと思ったら、
セキュリティゲートの向こうに更に機械が。
一つ目で引っかかると二つ目の機械を通過するまで、
一つ目のセキュリティゲートを通すのを止めてしまう。
二つ目の機械(X線で撮影でもされてるのだろうか?)
の向こうでは、再度、人によるボディーチェック。
あまりの手際の悪さにキレかかってしまう。


SQ638 東京行 A380-800


セキュリティに時間がかかったので、
搭乗は最後の方と思ったものの、
まだ空席が多いようだ。


というタイミングに乗ってる筈なのに、
ウエルカムドリンクはコールボタンを押してもらう。
満席だとサービスも不十分なのか。
まあまあ、抑えよう。抑えよう。
一言、何か言ってしまったら荒れそうな気分だった。
せっかくのA380もこの件も不愉快にさせた。


A380ビジネスクラス




トイレに行った後、シートをベッドにする。


操作はB777-300ERと同じ。


シャンパンのシャルル・エイドシックは変わらない。


枕を腰にあてショートプログラムのドラマを見ながら、
おつまみを摘む。

 3時間くらいは寝られるかと寝始める。しかし、後ろの客がシートに触れるのか良い感じで寝始めると振動で起きてしまう。こんなことが何度か起こると、何度目かには後の客に文句を言っていた。殆ど寝ていない状況で朝を迎える。今回のA380は悪いことは続くもので、最悪なフライトだった。


到着2時間半前の5時に起こされる。
ちょっと早いのでは無いだろうか。
2席後の客は怒っていた。


アップルジュース


フルーツ


コーンフレーク


ブック・ザ・クックのロブスター・テルミドール。
前に福岡までの朝食で他の客のが旨そうだったので。
旨かったけど、今朝の気分は花ごよみでも良かった。
当日の気分もあるので、ブック・ザ・クックは難しい。




満席でサービスタイムを早めたのかもしれないが、


朝食を終え、着陸まではたっぷり時間があった。


通路側の肘掛に頭を乗せ、
窓側に足を投げ出し横になる。


成田に着陸。
エコノミークラスのカーテンを引くアテンダント。


到着時がチャンスと写真を撮る。


撮る場所は限られるので、似たようなカットばかり。






この荷物を見てしまい、またガッカリする。


SQからTGの担当者に引き継がれ、
ビニールを剥がし、被害内容の再確認。
また、ビニールを覆ってもらい帰宅した。

 TGの担当者と被害内容を再確認する。「良くあるんですよ。ベルトコンベアに鍵が引っかかって壊れることが」
そんなこと、あるわけ無いだろうと思い帰宅した。
帰宅後、着払いでスーツケースをTG指定の修理業者に送り、6日後には修理が済み戻ってきた。スーツケースが戻り、無くなったものが無いことを考えると、ベルトコンベアにひっかかったという気がしないでもない。最後の最後で苦い思い出となった今回の旅行はこうして終える。そして、それでも私はタイが好きだと、次回のタイ旅行を考え始めていた。

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